ぴーかん☀ノート

日々出合ったできごとで感じたことなどをつづります

絵本作家 甲斐信枝さんの“雑草の小宇宙”

「毎日毎日熱心に通うと、ある日お宝をもらえる」
甲斐さんはニコニコしながら、そう言うんですね。
 
種がはじけて遠くに飛ぶ様子を、「人間でいえば、お産よね」とのたまう。
なにより、歩く道々いろいろな雑草を見つけては、「アイツは頑張ってる」とか、“アイツ”“コイツ”と、雑草たちを擬人化してしまうんです。
 
甲斐さんにとっては、雑草は人間と同じなんです。
雑草と同じ時間を共有して、新しい発見があると本当に無邪気に笑う、屈託のないその笑顔を見ているだけでこちらの心もほどけてくるんですね。
 
最近、この甲斐さんほど楽しそうに笑う人を見ていないような気がしてきました。甲斐さんの笑顔を見るだけで、この番組を見てよかったと思いましたもの。。
 
 

 

70冊のスケッチブックが焼失した

甲斐さん、絵本作家として軌道に乗りそうになったとき、火事で家が全焼したことがあったそうです。その時、7冊あったスケッチブックが焼けてしまった。逃げるだけで精一杯だったとか。
 
それでも甲斐さんは言います。
「私、人生観変わったんです。(草を)観察しているうちに」
 
草が教えてくれたのは「安住せよ」ということだったようです。
つまり、“火事”という災難も、自然の大きなサイクルから考えたら小さなこと。
 
「そんな小さなことでガタガタ思うな、安住せよ。ちゃんと時間が解決する」
雑草の生き方に教えられたという甲斐さんは、大きな財産を得たも同じと言います。
 

甲斐さんは“小宇宙”の巨人!?

甲斐さんが、絵本のために5年かけて観察研究した空き地?の変遷がすごい!
あんなところで、ものすごい勢力争いをしているんですね!?
これからは草ぼうぼうの空き地を見る目が変わりそう。
 
子どもの頃から草花が好きだった甲斐さんは、ある時から草花のスケッチを始めます。
甲斐さんの草花の描き方には、“我”が感じられません。
対象を自分に取り込むんじゃなくて、相手に同化しようとしている感じさえします。
 
それにしても、なんであんなに楽しそうなんだろう。
ずっと、ずっと、見続けていると、彼らの(!)言葉がわかるようになるんですね。
 
 
「好き」があることの幸せ(なんと凡庸な表現!)。
これほどまでの「好き」と、それを追求する「情熱」が欲しい!